ADIEU x jackpot TYPE151 and TYPE152

東京は今日も暑くて、まだまだ足元はサンダルに頼りがち。脱ぎ履きも楽だし、どんなスタイルにも合わせやすいから。でも、ウインドーショッピングや雑誌を眺めているとファッションは秋冬へ切り替わっていて、ぼんやりと暑さを乗り越えた季節のことを考えるきっかけが増えてきました。

この秋はあのジャケットが欲しい、いやこのセットアップもいいなと妄想している中、足元も気分は革靴にシフト。でも、ここぞ！という日の一足ではなくて、サンダルやスニーカー感覚で履ける、肩肘張らない革靴を秋に向けてゲットしたい。

ダンヒルにて靴づくりを学んだベンジャミンと、ギ・ラロッシュやイブサンローランで経験を積んだイザベルが2012年にスタートした〈Adieu(アデュー)〉は、jackpotでの取り扱いのあるシューズブランド。ハンドメイドにこだわり革靴の重厚なムードを残しながら、2人のルーツであるブリティッシュパンクの要素をシューズに盛り込んでいるところに、強いオリジナリティを感じます。

そんなAdieuとjackpotが初めてコラボレーションしました。

一番の魅力は、jackpotの為だけに作られたブーツだということ！
ただの色別注、素材替えではなく、新型の木型を使って誕生した、まったく新しいデザインです。今までよりもラストが細く、履いた際にシャープな印象に見せてくれるスタイリッシュな2型。

Adieu x jackpot TYPE 151 SIDE-GORE BOOTS
ブリティッシュカルチャーを彷彿とさせるチェルシーブーツは、意外にもブランド初の展開。コクのある深いプラムカラーは、ボトムスを選ばず様々なスタイルにマッチします。サイドゴアで着脱がしやすく、履き口が広いため履き心地は快適！ブランドを象徴するハンドメイドのクレープソールは、上品なレザーシューズを程よくカジュアルダウンしてくれます。インソールにはjackpotのロゴがちらり。

Adieu x jackpot TYPE 152 SIDE-ZIP BOOTS
脇にファスナーを配したジップアップブーツは、しなやかで端正なルックス。シボのない滑らかなブラックレザーとナチュラルクレープの組み合わせは、デザインにユニークな化学反応を起こします。アッパーとソールの縫合を手仕事で行い、それぞれの素材の良さを生かしながら馴染ませているのも魅力。スクエア気味のトゥで無骨に見せつつも、細身のシェイプでシャープな印象に。

Adieuとのコラボレーションを記念して、映像ディレクター上山亮二さんがコダックの16mmフィルムで撮り下ろしたオリジナルCMも制作。こちらも要チェック！

Adieu Paris x jackpot 1 Kodak Motion JP 16mm from jackpot1994 on Vimeo.

Adieu Paris x jackpot 2 Kodak Motion JP 16mm from jackpot1994 on Vimeo.

この秋冬をクラシックに、そしてモードに飾る特別なモデルをお見逃しなく！

Text：岡島みのり
『BRUTUS』や『GINZA』を中心に、雑誌やWebサイトで原稿を書いています。 国内外のランウェイをくまなくチェックするのが好き。
Instagram: @minori.okajima